トレアドールパスで肩から落下するのが怖かった話

こんにちは、taikiです。

トレアドールパスってやりますか?

平田孝士朗選手のトレアド(?)がかっこいいなぁと思っていました。5:20あたりから。

これをいざ自分でやろうとすると落下するのが恐くてできません。どう頑張っても恐くて飛び込めないのです。

今回は、そんな恐怖を理屈を理解したら克服できたというお話です。

落下するのが恐い

前受身って恐いですよね。それでも手が使えるからまだなんとかなる。
平田選手のパスは両手は相手のパンツを持っているので、なんともなりません。

そもそも、私は相手に肩から落ちていくトレアドールパスが恐くてできません。そういう人いませんかね??

↓こういうの

相手に体重を浴びせてもスカされたら床と激突するわけで、恐怖心のないネジがぶっ飛んだイカれた野郎にしかできない技、そんな風に考えていました(バカですね)。

テクニックの練習としては相手との信頼感もあるからできますが、いざスパーリングになると恐くてできない。

肩を落とすパスをやらないとなると、オーバーアンダーのようなパスも自然とやらなくなります。

そうなるとニースライスとかスマッシュしかないわけです。パスガードのバリエーションが少ないわけだ。

実は落下していなかった

先日、参加した芝本先生のパスガードセミナーでは、オーバーアンダーを多用していて、肩から落下していくタイプのオーバーアンダーもありました。

そこで、QAコーナーで芝本先生に直接聞いてみました。

taiki
肩を落とすパスで肩から落ちていくのが恐いのですが、恐くない方法はあるのでしょうか?
何もないところに手を離して身体を落としていくことが単純に恐いです。
芝本先生

落下とは言ってますが、指先から腕を相手の身体に這わせて最後に肩が突くイメージです。

前回り受け身に近い。

そういう意味では落下しているのとは違うかもしれないですね。

前回り受け身と一緒という説明が非常にしっくり来ました。

確かに、手を使わないで前回り受身をするのは恐いですが、腕に沿って車輪のように回れば恐くない!!(準備運動でよくやりますよね?)

この一言で私の不安が一気に晴れて、その後のスパーリングで肩から落下(正確には落下ではない)する動きが出来るようになりました。

柔術をはじめて10年になりますが、私はまだ何も柔術のことをわかっていないようです。

垂直に落下するとスピードがはやくなる

肩からの落下(正確には落下ではない)する恐怖が拭えたところで、もう1回最初の平田選手のパスを見てみましょう。

なんだか落下速度めちゃくちゃ速くないですか?

どう頑張ってもこの速度が出ません。そこで先生や練習仲間と試行錯誤した結果、落下角度の問題なんじゃないかという話になりました。

言葉で説明するのが大変なので、図解してみましょう。

どうやらコレっぽい。そして、スパーリングで試すとだいぶ近づいてきました(当然ですが、それでも平田選手のようにカッコよくはできなません)。

動画は、試合で使うまでお待ち下さい。

一つの技を理解して出来るようになるまで、かなり時間がかかりましたが、なんとなくの正解にはたどり着けた気がします。

こうなるとあとはタイミングだったり、他の技との組み合わせですね。まだまだ先が長い。

まとめ:自分で考えて正解に辿り着こう

『アオアシ』小林有吾/小学館


平田選手の動画から紆余曲折、試行錯誤を経てようやくそれっぽい自分なりの答えに辿り着きました。

平田選手に直接聞いたら違ったことを言われちゃうのかもしれませんが、自分で見つけた答え故に、妙な理解度と納得感があります。

私が柔術に飽きることなくいつまでも楽しく続けられる秘密は自分で考えて正解(っぽい)ものに辿り着く過程にあるのかもしれませんね。

以上「トレアドールパスで肩から落下するのが怖かった話」でした。

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オマケ

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