柔術視点で読み解く今もっともホットな漫画「鬼滅の刃」

こんにちは、taikiです。

現在、「飛ぶ鳥を落とす勢い」と言えば何を思い浮かべますでしょうか?

那須川天心??Youtubeの朝倉未来チャンネル?

その2人も非常に勢いがありますが、私の中で最近もっとも勢いがあるのは週刊少年ジャンプに連載中の「鬼滅の刃」です。

今回は、柔術から少し離れてしまいますが、人気の「鬼滅の刃」を柔術的な切り口で紹介できればと思います。

本題の前に「鬼滅の刃」ってどんな話?

主人公の炭治郎(たんじろう)が鬼と剣で戦うバトル漫画です。

大正時代を舞台に、主人公が家族を殺した「鬼」と呼ばれる敵や鬼と化した妹を人間に戻す方法を探すために戦う姿を描く和風剣戟奇譚。

累計発行部数は2019年11月27日時点で2500万部を突破している。
『オリコン年間コミックランキング 2019』では期間内の売上が1205.8万部を記録し第1位となった。
出所:Wikipedia

ジャンプ漫画の特徴である「友情・努力・勝利」をベースに物語は進みますが、物語の中には敵役である鬼側のストーリーもキッチリと説明が入って両サイドに気持ちが入るようにうまく出来ています。

面白いのでおすすめです。

トレーニングあるあるの名言

物語の中で主人公である炭治郎がトレーニングやバトルで言ったり、言われたりするセリフは、柔術のトレーニングや試合に置き換えると重たく響きます。

その中でも柔術をやっている皆さんが共感できそうなセリフをいくつか紹介したいと思います。

習った技を使おうとしたけど使えなかった時

ネットのテクニック動画や道場のクラス、セミナーで自分にしっくり来る技に出会うことありますよね。

「この技、スゴイ!今度試してみよう!!」

と思って、試してもその技は決まりません。

もう1回やっても決まりません。

主人公の炭治郎は、一通り習った技を使ってみようと試してみましたが、稽古をつけてくれた相手にこんなことを言われてしまいました。

知識として技を覚えただけではダメで、身体が覚えてくれないと使えないのは、このブログを読んでくれるぐらい柔術が好きな方であれば共感出来るのではないでしょうか。

少し強くなったと思ったけど、もっと強い相手に打ちのめされた時

トレーニングを続けていくと知識として覚えた技も身体が覚えはじめて、スパーリングで決まるようになると「もしかして強くなったかも」と思うこともあるでしょう。

自分でも上達が実感できると嬉しいですよね。

しかし、その嬉しい気持ちは長くは続きません。

世の中にはもっと強い人がいて新たな壁が立ちふさがります。

そんな時はやはり悔しい気持ちになります。

試合前にどんなに練習しても不安が消えない時

試合が迫ってきたり、対戦相手が発表されると不安や期待や緊張が徐々に迫ってきます。

その不安を打ち消そうと試合に向けて自分を追い込むことでしょう。

しかし、どんなに練習量を積み上げても不安は消えません。

そんな心理を見事に表した言葉が「どんなに努力しても足りないんだよ」ではないでしょうか。

試合中にどうしたらいいかわからなくなった時

試合中やスパー中に自分が持っている技が通用しなくて、どうしたらいいかわからなくなったことありませんか?

そんな時はシンプルなこれです。

思考停止からは何も生まれません。思考を辞めずに最後の最後まで考えましょう。

鬼滅の刃では、主人公の炭治郎が窮地に陥ると「考えろ!考えろ!」と問いかけるシーンが何度も出てきます。

戦うこととは身体を使うこと以上に頭を使うことなのかもしれません。

80年代ジャンプのバトル漫画であれば常識を逸脱した根性でバトルが展開されましたが、思考を練るあたりが現代の漫画ですね。

試合で得るものは大きい

柔術の試合で対戦相手の技や自分がうまく決まった技は印象に強烈に残って記憶に刻まれるのは試合を経験したことある方であればご理解いただけると思います。

物語の中でも炭治郎が壮絶な戦いを経て、生き残ったことに対して上司(?)からこんな言葉をもらいました。

鬼滅の刃では真剣で斬り合うので負けたら死んでしまいますが、幸運なことに柔術は死にません。

逆に言えば、試合で体感した経験は、数カ月分の練習に匹敵するのではないでしょうか。

鬼滅の刃に出てくる柔術技

鬼滅の刃は剣で戦うバトル漫画ですが、柔術の技も出てきます。

それがこちら。

ボーアンドアローですね。

関係者に柔術やっている人が絶対にいます!

作者がやってるのか関係者がやっているのかは定かではありませんが、作品の中の名セリフも格闘技経験者の言葉な気がしてきます。

リアルを知っているからこその言葉の重みであり、多くの人に支持される理由なのではないでしょうか。

まとめ:鬼滅の刃関係者に柔術家がいる気がする

鬼滅の刃を柔術的な切り口で紹介させて頂きましたが、読めば読むほど柔術や格闘技を自分でやることによってインスパイアされた方が作者や編集者、アニメ製作フタッフにいるような気がしてきます。

実体験に基づいた想いが作品に落とし込まれているからこそ、胸を打つセリフやシーンが多く、幅広い年代に受けているのでしょう。(私の勝手な妄想なので違ってたらごめんなさい。)

2月末の全日本マスターに向けて既に調整している方も多いと思いますが、鬼滅の刃を読んで、重たいセリフを噛み締めながら練習に励んでみてはいかがでしょうか。

Amazon Prime会員であればアニメ版も見ることが出来ます。合わせてご活用ください。

以上「柔術視点で読み解く今もっともホットな漫画『鬼滅の刃』」でした。

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オマケ

漫画好きが転じて、漫画に関する勝手な考察(妄想?)をするブログも書いていたりします。

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