ラペルガードの心得がわかった話

こんにちは、taikiです。

先日、芝本先生のラペルガードセミナーに参加してきました。

習った技は以前取り上げたセミナー動画とのバリエーションの違いはあれど、根本的な思想やコンセプトは芝本イズム全開の内容でした。

セミナー内容を詳しく知りたい方は、こちらの記事を御覧ください。

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今回は、セミナーで学んだラペル技の心得的なモノを、私なりに解釈してまとめました。

ラペル技セットアップの心得

ラペル技の大変さっていろいろあるけど、ラペルを取り出すことが最初のハードルです。

そこの部分をどうやって乗り越えて、どうやったら安全にラペルを出せるか。

そんなラペルのセットアップの心得を私なりに解釈したら下記の3点になりました。

ラペラを出すのは相手を止めてから

『ダイの大冒険』(c)三条陸/稲田浩司/集英社


相手が自由に動ける状態でラペラを出そうとしてみてください。きっとパスガードされてしまうでしょう。

そうされないためにもまずは一回止める。

デラヒーバガードでもリバデラでもクローズドガードでもなんでも構いません。

何もガードが作れていない状態でラペルに手を出すとヤケドします。

どんなにラペルを引っ張り出したかったとしても我慢。一回相手を止めましょう。

攻防の中で少しずつ出しておく

『呪術廻戦』(C)芥見下々/集英社

ラペルを一気に出すのが大変な場合は、少しずつ出すという手があります。

ガードの攻防の中で、先を見据えて少しずつ出しておく。

小さなことを積上げた先に緻密なパスガードや関節技があるように、小さな努力を積み上げた先に絶望的なワームガードがあります。

何事も積み上げです。

トップポジションにいる時に先に出しておく

『宝石の国』(C)市川春子/講談社

セミナーの質疑応答であった中で、目からウロコだったのが、トップポジション中に先にラペルを出しておくという発想です。

とくにクローズドガード(トップ)は、相手の道着を左右ともに出しやすいポジション。

もちろんクローズドガードの中からラペルを使うわけではありませんが、後でボトムになってしまった時の保険として出せる時に出しておく。

この発想はありませんでした。クローズドガードに入ってしまったその瞬間だけを考えるのではなく、試合を通して考えているんだなぁとトップ選手の脳内が垣間見えました。

まとめ:まずはラペル以外のガードが必要

ラペルガードのセットアップについて考えてきましたが、ラペルうんぬんの前に、普通のガードワークが出来ないとラペルを使った技にはたどり着けません。

何もないところから作り込める技ではないのです。

このことを忘れてしまうとカウンターのパスガードをされるだけの技になってしまいます。

ラペル技をメインにするのもいいですが、「同じぐらい強いガードがあってはじめて活きるてくる技」というのがラペル技の本当の心得な気がしました。

この部分を忘れずにラペルに固執しない冷静な柔術をしたいですね。

以上「ラペルガードの心得がわかった話」でした。

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