こんにちは、taikiです。
前回に引き続き、渡辺直由先生のインタビュー後編です。
前編では柔術キャンプとクラウドファンディングについてのお話を聞いてきましたが、後編ではレジェンド柔術家からは柔術最前線がどのように見えるのかについて伺ってきました。若くて現役バリバリの選手の試合をみて、感じるものがあったようです。
最近の若い選手の試合を見て勝手に妄想した話
taiki
読者の皆様、こんにちは。
前回に引き続き、後編でございます。後編では柔術の話を中心に聞いていきたいと思います。
ナオ先生、よろしくお願いします。
改めましてこんにちは、渡辺直由です。
よろしくお願いします。
ナオ先生
taiki
今年の1月に行われたガナビー杯を会場で見学されたとのことですが、現役のトップ選手たちの試合を久しぶりに生で観戦してどうでしたか?
風間選手と岩本選手の試合を見ました。若くて現役で活躍している選手には一線を退いた自分ではどう頑張っても勝てないのですが、どうやったら戦えるかなぁというのはよく考えます。
画像:ガナビー杯でハイサム選手と
自分もまだイケるとかそういうのではなくて、単純にそういうことを考えるのが楽しいのです(笑)
ナオ先生
taiki
そういうの楽しいですよね(笑)
ちなみに、風間選手であればどうやって戦うのでしょうか。
そうですねぇ、、、
風間選手を見て、凄く仕掛けの速い選手だなぁと思いました。打撃のようなベリンボロが印象的でしたね。
ナオ先生
taiki
打撃のようなベリンボロ!?
総合格闘技も経験されたナオ先生ならではの表現ですね(笑)
風間選手に関する事前情報がなかったら秒殺負けするかもしれません。一度見て、飛びついてくることがわかっていたら、自分から飛びついて、コムロックを作って、相手のゲームにならないようにして一泡吹かせる感じでしょうかね。
もちろん、実際出来るかどうかは別ですよ(笑)。
とにかく相手のゲームをさせたら現役選手には絶対に勝てませんから。
ナオ先生
taiki
おお、なんだか具体的。
良くも悪くも年齢を重ねてくると試合で固くなりません。逆に若い選手からしたら、こんな練習もしてない選手に負けられんと気負って固くなることもあるでしょう。
そこに少ない勝機があるのかなと思っています。
まぁ、勝てないにしても少しは困らせたいです(笑)
画像:若き日のナオ先生。対戦相手は今をときめくRIZINファイター!?
ナオ先生
強い黒帯のおっちゃんになる話
taiki
競技柔術からは退きましたが、これからはこんな柔術をしたいといった希望や想いは何かあるのでしょうか。
若い頃ブラジルの道場で練習していた時に、ちょっとお腹の出た黒帯のおっちゃんがいました。今の私のように(笑)。そんなおっちゃんは練習もそんなにやらずに喋ってばかりで、「実際どうなの?黒帯の強さあるの?」と懐疑的な目で見ていました。
しかし、実際にやってみると強いのです。
自分の形なら大丈夫でもおっちゃんの得意な形に入ったら、やられるんですよ。練習してないように見えるし、身体もユルユルだけど強い。
ナオ先生
taiki
やっぱり黒帯には黒帯の理由がある!
トップ選手の黒帯が強いのはわかっていたのですが、トップ選手ではない趣味でやっている黒帯も普通に強くて柔術の黒帯ってやっぱりすごいなぁって関心しました。
そして、その人達に話を聞いてみると普段は普通に仕事をしていて、趣味で柔術を楽しんでいる。
僕も若い現役の選手が「あの人黒帯だけどホントに強いの?」と思って実際にやったらやっぱり強かったと思われるようなおっちゃん黒帯になりたいですね。
画像:ブラジル時代の練習仲間
ナオ先生
taiki
私は若い現役の強い選手ではないですが、ナオ先生は既にその域にはいらっしゃる気が、、、、
そんな私の経験もあって、帯に求められる強さは一定の基準を守っていきたいですね。
ナオ先生
taiki
うう。私も帯の色に見合った強さになるべく日々精進いたします。
それでは最後になりますが、ナオ先生から一言お願いします。
ぜひ石垣島の柔術キャンプに遊びに来てください。
柔術やっている人はみんな仲間だと思っていますので、私のことを直接知らなくても遠慮せずにお越しください!
そして石垣島を楽しんで頂けたら嬉しいです。
ナオ先生
taiki
ナオ先生、本日はありがとうございました。
まとめ:今でも最高に柔術を楽しむレジェンドでした
いかがでしたでしょうか。
競技柔術の一線を退いた現在でも若い選手の試合を見ては、思考を巡らせて、ナオ先生なりの柔術の楽しみ方をしていらっしゃるようです。今回のインタビューで改めて柔術を楽しむのには年齢や帯の色は関係なくって自由にいろんな切口で楽しめばいいんだなぁと実感しました。
その一方でいくつになっても帯に求められる強さは満たさなきゃいけないという厳しい側面もあって、この自由さと厳しさの絶妙なバランスこそに柔術の面白さの本質があるのではないでしょうか。
ぜひ、皆さんも自由に楽しく、締めるところは締めて豊かな柔術ライフをお過ごしください。
以上「渡辺直由先生に聞いてみた!後編 レジェンド柔術家から見える柔術最前線」でした。
おまけ
クラウドファンディング
6/22締切です。興味がある方はぜひ!
ナオ先生が見た試合
風間選手vs岩本選手@ガナビー杯
ナオ先生の教則DVD
ナオ先生といえば、このDVDでしょう。
私はこのDVDのボトム編の糸通しを見て、糸通しが出来るようになりました。試合でも出せたのはこのDVDのおかげです。
ナオ先生の名勝負
そして、ナオ先生の名勝負といえば三角絞め研究所的には青木真也選手との一戦は避けて通れません。
青木選手からスイープ・マウントとるシーンは圧巻です。
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