ダイエットと試合の為の減量はまったく別物ということがわかった話

こんにちは、taikiです。

自粛期間を経て、なんだか太っちゃったけどなかなか体重が元に戻らないなぁと思っている方、多くないですか?
私もその1人です。

柔術を再開すれば自然に戻るだろうと思っていたのですが、全く戻る気配がありません。

なんでそうなるんだろうと考えていたら、ダイエットに失敗する人に足りていないものが何なのかなんとなくわかってきました。

今回は、ダイエットに必要な自分を律することについて考えてみたいと思います。

自粛期間と体重の推移


4月の緊急事態宣言から5月まで2ヶ月柔術ができずに、普通に食事をしていたら3kgぐらい太りました。

「柔術が再開すれば3kgぐらいすぐ落ちるでしょ」ぐらいの軽い気持ちでいて、6月の再開から普通に練習する生活に戻りはや2ヶ月。

体重は普通に+3kgのままです。

あれ?おかしいな?

3kgぐらいであれば洋服のサイズが変わるわけでもなく、特に大きな支障はありません。

しかし、なんとなくベストな体重には戻したい。

なんでこうなるのか自分なりに考えたところ、「なんとなくベストな体重に戻したい」が原因だと思うようになりました。

ダイエットの「3kg痩せたい」は難しいけど「試合までに3kg落とす」は意外とできるワケ

パーソナルトレーニングは何に対してお金を払っているのか


柔術から一旦離れて、私の友人K氏の話をしましょう。

K氏は、アラフォーになってだらしなくなってきた自分の身体をなんとかしたいと思い、一念発起してパーソナルトレーニングに通うことにしました。

結果にコミットしたパーソナルトレーニングなこともあって費用は数十万円。

K氏はある程度トレーニングを受けた後にこんなことを言いました。

K氏
K氏
俺が大金を払った対象は、トレーニング方法や知識ではなく、「金を払ったという事実」と「やらざるを得ない他人の目」だった。

どんなにYoutubeやネットで知識を集めることが出来ても実際に継続してやり続けるとなると話は別です。

自分の欲や怠惰な気持ちに負けない為には「金銭的な負担を自らにかけること」と「他人の目に晒すこと」が有効だったわけです。

柔術の試合が最も厳しい他人の目に晒される


私がなんとなくのダイエットは出来なくて、柔術の試合に向けた減量なら出来るワケも同様に考えることが出来ます。

柔術の試合は誰かに強制されることもなく自分の為に出場します。

同時に多くの人の目に晒されます。

他人の目に晒されるポイント:

  • 試合までの準備(主に減量)
  • 試合内容
  • 試合結果

試合内容や試合結果は相手がいるので自分ではコントロールしきれませんが、試合までの準備に関しては100%自己責任の上で他人の目に晒されます。

減量結果として、白黒ハッキリと白日の下に晒されます。

なんとなくのダイエットはできないけど、試合に向けた減量は出来ることの正体は「他人の目」だったようです。

私は、自分のことを精神力の強いミスター自己管理であって、ダイエットすら出来ない人は自己管理が出来ないだらしない人だと思っていました。

しかし、私の痛々しい勘違いでした。

柔術の試合という強烈な人の目(+出場費)という力を借りているだけだったのです。

自己管理とは精神力ではなく他人の目を上手に活用すること

格闘家でありパーソナルトレーナーでもある上田貴央選手は、自己管理を自分の精神力に頼るのではなく、他人の目を含めて自分を管理することと定義しています。

自己管理とは環境を作り込むことのように思えてきますね。

まとめ:自分を律するのに必要なのは他人の目


“なんとなく痩せたい”といつも言っているけど全く痩せない人は、本気で痩せようと思ったら、本気で他人の目に晒す必要があります。

それが人によってはパーソナルトレーナーの目(+重課金)であり、私の場合だったら柔術の試合に出場することです。

強靭な精神力で自分を律することが出来る特別な方でない限り、積極的に他人の目を活用して自己管理をした方がよいのでしょう。

人間は弱い生き物だからこそ、支え合うのです!

以上「ダイエットと試合の為の減量はまったく別物ということがわかった話」でした。

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