柔術で学ぶアウフヘーベン!絶対に破られないガードとリアクションに合わせる技の話

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こんにちは、taikiです。

先日、練習後にいつもどおり技の研究をしていました。その際に、練習仲間のSG氏と「ディープハーフから絶対にリバースハーフに移行されない方法はないのか」というテーマで議論になりました。

SG氏は『とにかくガードを崩されずに自分の形で戦いたいという発想』でしたが、私は『そもそも破られないガードなんて無いんだから破られた時のリアクションにあわせて違う技を狙ったほうがいいのでは』と考えました。

「絶対に破られないガードを作る」と「ガードを破られた時用の技を用意しておく」という2つの対立概念ですが、どっちが正しいといった正解はありません。そんな時は対立する2つの概念をより高次元で融合させてしまえばいいのです。アウフヘーベンってやつですね。

今回はこの話をしてみましょう。

絶対に破られないガードvsリアクションに合わせた技

ディープハーフ使いのSG氏は、自分が作り込んだディープハーフでスイープをキッチリと取りきりたいと考えていました。しかしスパーリングではリバースハーフに移行されることが多く、リバースハーフに移行されない方法を模索していました。

私が考えたのは逆の発想で、「どんなに頑張っても突破される時はされちゃうんだから、リバースハーフに移行された時に合わせる技があればいいよね」でした。1つのガードに止めようとするとすごく疲れちゃうし、相手のリアクションを利用したほうが柔術っぽくてむしろカッコイイなぁなんて思っていました。

相手が求めている前提を無視して自分の発想が先に来るという私の身勝手さは置いておくとして(笑)、人によって物事の考え方や視点が違って面白いなぁと感じました。

それと同時に私はそっちのこだわりがあまり無いんだなぁと人との違いを通じて実感しました。

面白いものでディープハーフという限定された状況でも人によって見えている景色は全く違うわけです。

2つの対立概念を融合させてしまうアウフヘーベン


一昔前にある政治家が使ったことで有名になったアウフヘーベンという言葉をご存知でしょうか。

アウフヘーベン(Aufheben)
ドイツの哲学者であるヘーゲルが弁証法の中で提唱した概念。あるものを否定しつつも、より高次の統一の段階で生かし保存すること。
矛盾する要素を発展的に統一すること。

矛盾する2つのモノをより高次元で融合させようって考え方です。一番分かりやすい事例で使われるのが「車は便利」「環境破壊」のアウフヘーベンとして「エコカー」があげられます。

今回のディープハーフをアウフヘーベン的に考えると「ディープハーフからリバースハーフに移動するとそのリアクションにあわせて何か技を合わされるのでいけないと思わせること」でしょうか。

要はディープハーフでキープする技術を磨きつつリバースハーフに逃げられた時のリアクション技を用意しておけってことですね。

私はアウフヘーベン専門家ではないので使い方として正しいのかわかりませんが、お伝えしたかったことは「頭を柔らかくして物事を考えましょう」ってことです(笑)

まとめ:柔術が与えてくれる豊かさとは多様な思考や視点


ディープハーフでの攻防をキッカケにいろいろ考えていたら、柔術とはまったく関係ない弁証法の概念であるアウフヘーベンというとんでもない遠くに来てしまいました。

全く関係ないように見えますが、柔術が与えてくれる豊かさの1つはこういった多様な視点・思考であり、物事の捉え方を養うこと何じゃないでしょうか。

世の中は白か黒かよりもグレーの領域が多いものです。アウフヘーベンという概念を自然に使うことが出来るようになると柔術的にはベリンボロを超えるような新しい大きな概念を生み出せるかもしれませんし、ビジネスで使えば新しいサービスや商品を開発出来る可能性も当然あります。

と言った大きな可能性があることを頭の片隅に置きつつも、道場であーでもないこーでもないと言いながらアイデアを出し合って試行錯誤する日々を楽しみましょう。

SGさん、ともにがんばろう。

以上、「柔術で学ぶアウフヘーベン!絶対に破られないガードとリアクションに合わせる技の話」でした。

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