家族や恋人に格闘技道場通いを快く思われなかった時の対処法


先日、Twitterで配偶者にジム通いを快く思われていない問題についての話題がありました。

柔術・格闘技オジサンあるあるに家族が道場通いを快く思われていない人が少なくないという事実があります。楽しい柔術ですが、家族の理解が得られないとその楽しさが半減してしまいます。柔術に限らず仕事でも趣味でも家族の理解は大事です。仕事に関しては生活の基盤でもあるため、家族に多少迷惑を掛けても「しょうがないか、、、、(我慢)」と受け入れられる傾向がありますが、趣味になるとそれが効きません。なんでそうなるのでしょうか。

家族(特に配偶者)に快く思われない理由

優先順位が家族・配偶者よりも高くなるのが気に入らない


格闘技が最上位に来て自由にやり続けるには、相当理解のある家族・配偶者・恋人か、それ相応の対価を払わなくてはなりません。家族や恋人をほったらかしてでも応援してもらおうと言うのは、ベリンボロの打込みしないでモダン柔術の使い手になりたいと言うぐらい無茶な話です。

家族や恋人であってもGive & Takeです。仕事であれば、「仕事だからしょうがない、、、」は多少通じますが、「試合前だからしょうがない。。。。。」とはなりません。どんなに真剣に格闘技・柔術に取り組んでいても配偶者や恋人にはそれが生活の糧にならない限りは趣味であり遊びなのです。(あなたが真面目に真剣に取り組んでいるのは私は重々承知です。)そんな趣味・遊びの優先順位が配偶者や恋人よりも高かったら当然快く思われないでしょう。

常に配偶者や恋人が許してくれるラインはどのあたりにあるかを把握した上で、練習時間を考えましょう。練習の時間が確保出来ている人はこのあたりの調整が上手な人が多いか、家族が崩壊しているかのどちらかです。

怪我をする

格闘技の道場に通っていれば怪我をすることもあります。

日常生活に支障が出るような怪我をすると「大丈夫?」と心配されるのは初日だけです。家のことが出来なくなると心配は不満に変わります。配偶者や恋人がベジータだったら「動けないサイヤ人など必要ない!」と言って消されてしまうことでしょう。

私がかつて指を骨折してギブスをしていた際に、食事の支度や食後の洗い物といった水を伴う家事が制限されて嫁さんの不満が溜まっていきました。練習も出来ないし、家族の不満も溜まる、、、これは最悪です。大きな怪我だけはしないようにしましょう。

大きな怪我は関係者全員を不幸にします。

家事が増える皺寄せが来るのが気に入らない


道場に通うとその分洗濯物が増えます。特に柔術の道着は大きくてかさばるし、汗臭いので洗わないで放置しておくと臭ってきます。汗臭い道着と他の洗濯物を一緒に洗うことも嫌がられますし、洗ったら洗ったで水を含んで道着はケトルベルのように重くなります。柔術や格闘技をやっているわけではないのに目的もなくケトルベルのトレーニングだけやらされるのは狂気の沙汰です。

ケトルベルを家族・配偶者・恋人に強いていたら快く思われません。当然です。

諦めるな!対策はある!

何かと嫌われ要素が多い道場通いですが、対策はあります。ほんの一例を紹介します。もっと他のアイデアがあればご一報ください。同じような悩みを抱える家庭内では常にマウントポジションを取られている柔術・格闘技おじさんを助けるために、当サイトで紹介させて頂きます。

家族参加型減量作戦


体重制限のある格闘技には減量が付き物です。この減量をダイエットと絡めて配偶者や恋人に協力してもらいましょう。一緒に減量するのです。

まずは減量メニューを自分で考えて料理して作ってみましょう。野菜と鶏肉が中心のあっさりした食事になるので女性受けしますし、食生活の変化によって会話も生まれます。また、減量の数値目標と現状のギャップを伝え、日々数値をチェックする楽しさを共有しましょう。日常的に「今日の体重は?」的な会話が続いて来たらチャンスです。試合と絡めて「減量から既に試合は始まっている。マットの上に上がるのは1人だけど、それまでは1人では戦えない。試合は家族で全員戦うようなものだ。サポート頼む。」と言って頭を下げつつ、チーム感を出しましょう。減量の成果が数値で出てくると自然と盛り上がりますよ。

この際に絶対にやってはいけないことが減量メニューと調理の配偶者・恋人への丸投げです。減量メニューを丸投げすることは、道場の先生に「ラバーガードを覚えたいから、エディー・ブラボーのラバーガードの本を購入して理解して、俺に教えてくれ」というぐらい無理があります。失礼すぎて言えないですよね??そんなスタンスでは柔術が受け入れられる日はいつまでたっても来ません。

帯の刺繍作戦

誕生日や記念日のプレゼントは配偶者に刺繍入りの帯を貰いましょう。そして決め台詞

「この帯を締めるとマットの上でも◯◯(家族の名前)が一緒にいてくれるようで心強い!」

と。詳しくはこちらをどうぞ。

プレゼントは刺繍入り帯!過酷な家庭内予選を勝ち抜いてワールドマスターに出場する方法
こんにちは。 今年8月開催のワールドマスターのエントリーが既に始まっています(エントリーはこちら)。既に日本からも柔術狂やバンダナ刑事といった著名な方々がエントリーされています。マスター世代の皆様は、今年こそは出場してみたい!と考えて...

親子クラス作戦


お子さんがいる場合は、キッズクラスをぜひ活用してください。子供が絡むと子供と遊んでいる感とキッズクラスの間の自由な時間で本人・配偶者共にハッピーで2度美味しいです。自分の練習が出来ないと言わずに、やりましょう。

道場仲間を家族に知ってもらう(身近にする)


人間は、見えないもの、遠くにあるもの、巨大なものは恐がるといわれています。格闘技に興味のない配偶者としたら、道場で一緒に練習する仲間たちは見えなくて、遠くにいる得体のしれない巨大なものです。そんな遠くて、見えない道場仲間を一度見せて上げましょう。会ったこともない◯◯さんの話をするよりは、一度でも会って話したことのある◯◯さんのほうが親近感も出るし、話にも乗りやすいでしょう。格闘技というよくわからない恐ろしい世界との距離感を詰めて、なんとなくわかる状態を作りましょう。

洗濯は自分でやる

道着の洗濯を家族に丸投げしているようでは理解は得られません。手ぶら会員になるか全自動洗濯乾燥機を導入してください。そうすれば道は開ける。家電の力か道場の力を利用しましょう。金の力で解決だ!

まとめ:家族をコントロールできないと対戦相手のコントロールもままならない

格闘技の試合は1人で戦うようで、1人ではありません。練習出来る環境があり、練習相手がいて、対戦相手がいて、セコンドをやってくれる人がいて、はじめて試合で戦えるようになります。安心して練習に打ち込める環境(≒理解ある配偶者・恋人)を作り込みましょう。配偶者や恋人をコントロール出来ないようでは、対戦相手をコントロールすることなんて出来るわけがありません。まずは、楽しく練習に打ち込める環境(≒家族・配偶者・恋人との関係)を作る事からはじめましょう。不自然な体制でアタックしてもパスやスイープされて負けてしまいます。まずはベースを!!

以上「家族や恋人に格闘技道場通いを快く思われなかった時の対処法」でした。

追記:対策をいくつか頂きましたのでシェアします。

続・家族や恋人に格闘技道場通いを快く思われなかった時の対処法
こんにちは、taikiです。 先日の投稿で、早速独自の対処法について共有してくれた方がいらっしゃいました。 「遊びは仕事よりも大事だ!」 @triangle_chk 遊びは仕事より大事だ!とガチギレした事があり...

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